奇妙なソ連の大型輸送ヘリ『Mi-10』

世界に2つとない奇妙な姿をしたこちらのヘリ。これは1960年代に初飛行した軍事用大型輸送ヘリです。今回はどのような任務に使用されたヘリなのか、当時の様子を含め紹介していきます。

ヘリに搭載する荷物は通常、機内に収められるか吊り下げられるかどちらかなのですが、Mi-10の場合は長い着陸装置を備えることで大型のバスや兵器を機体下部に積み飛行することができるという特徴がありました。現在このヘリは足の短い『Mi-10K』という派生型で運用されていると言われています。

機体スペックとしては全長32.86m、全高7.8m。5人により操縦され機内には28席の座席があります。輸送能力としては最大15トンの貨物等を搭載し飛行できました。最大離陸重量は43.7トンで、これは現在アメリカなど使用している最大のヘリコプター「CH-53E」よりも10トンあまり多い数値になります。航続距離は小型ヘリ並みの650kmとなっています。

このヘリは7つの世界記録(積載量と飛行高度)を持っており、現在も破られていないそうです。

このヘリは過去にMi-10RVKという巡航ミサイルランチャー(9P116)及び飛翔体(4K95(S-5V))を輸送する試作機として開発されていたことがあるのですが、ランチャーを搭載した場合の飛行性能に問題がでると評価され試作段階で計画は中止となっています。
参考:巡航ミサイルランチャーを輸送するヘリ『Mi-10RVK』 : ZAPZAP!




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