対空・対戦車ミサイル発射可能、次世代アベンジャー

アメリカの航空大手ボーイングは装甲車に搭載可能な対空・対地両用の次世代砲塔のプロトタイプを開発しました。この砲塔はAN/TWQ-1 アベンジャー防空システムの発展型でより長射程、高威力の兵器を運用することが可能となっています。

アメリカの軍事系ニュースサイトBreaking Defenceによるとボーイングが開発したのは戦闘機に搭載される短対空ミサイル「サイドワインダー」の地上発射型『AI-3』及び、ヘリコプターや無人機で運用される対戦車ミサイル『AGM-114L ロングボウ・ヘルファイア』を同時に運用可能なシステムです。

Boeing Upgrades Air Defense Vs. Russians: Avenger SHORAD « Breaking Defense – Defense industry news, analysis and commentary

このシステムは同じくボーイングが開発した『AN/TWQ-1 アベンジャー防空システム』をアップグレードしたものです。アベンジャー防空システムでは歩兵の輸送に使用されるハンヴィーを改造した車両に通常は歩兵が運用する短対空ミサイル『スティンガー』を搭載していました。
▼AN/TWQ-1 アベンジャー防空システム

新たに開発されたシステムはより長射程の防空ミサイルAI-3を運用している他、対戦車ミサイルも運用可能であり対空・対地どちらの脅威にも対処できるシステムに拡張されています。ボーイングとしてはストライカー装甲車等に搭載し「更に2kW程度のレーザー兵器を併用する」としています。この低出力レーザは近年脅威となりつつある市販向けドローンからの攻撃にも対応したいという理由が考えられます。

現在米軍は大部隊を局所的に展開するのではなく敵からの攻撃に晒される可能性を低くするため小規模な部隊を広く絶えず動かすという運用を行なっており、個々の部隊を守る防空・攻撃手段として1つとして運用の実現を図りたいとしています。




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