豪、マッハ8で飛行する極超音速機の試験実施

海外で開発が進められている極超音速機。これは次世代の有人機や無人機といった航空機というよりも極超音速で飛行することができる軍事用兵器として開発されているものです。この機体についてオーストラリアはHIFiREという機体の飛行試験を実施したと報じられています。

US Air Force Research Laboratory (AFRL) は17日、オーストラリア政府の学術研究機関となるDefence Science and Technology (DST) と共同でサウスオーストラリアにあるWoomera実験場で、極超音速実験機「HIFIRE 4」の飛行試験を実施した。

HIFIRE 4の飛行試験は、他の極超音速実験機の飛行試験とは異なり、ロケットを使って打ち上げが行われた後、成層圏で極超音速実験機を分離。極超音速実験機は滑空飛行方式で最高速度はマッハ8(時速8000キロ)に達した。

Business Newsline

HIFiREはDefence Science and Technology Organisationというオーストラリアの防衛部門及び、米空軍研究所(AFRL)ボーイングクイーンズランド大学(豪)が共同で行っている極超音速研究です。試験機の開発は推進、燃焼、材料、センサー、誘導制御といった各種関連技術の開発、そして次世代航空機となる基礎科学を探求する目的のため行われているとされているものの、最終的にはこの研究成果から軍事利用が行われます。

HIFiREの試験は2009年より行なわれており昨年2016年5月には高度278kmというほぼ真空の宇宙空間でマッハ7.5の飛行速度を実現させています。今回の試験では前回よりも速いマッハ8を記録したと発表しており将来的には大気圏内での極超音速飛行が可能なスクラムジェットエンジンを搭載したより実用的な機体の開発及び試験を行うとしています。

今回行われたHIFiREの打ち上げ時の映像です。『サウンディングロケット』という主に気象観測やこの手の研究に利用される小型ロケットの先端に搭載する形で打ち上げられ、試験機は宇宙空間に達したあと落下、大気圏内に再突入し大気圏内で極超音速滑空させることで飛行技術や制御技術の習得を行なっています。




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