NASA、折り紙職人を募集中

日本文化の1つとして折り紙があります。これは2次元の紙から3次元の複雑な立体物を作り上げるということで近年、宇宙開発でも採用されることもあるのですがそんな中NASAは折り紙職人を本気で募集しているとのことです。

海外メディアによると、アメリカ航空宇宙局(NASA)はオンライン求人サイト『Freelancer』上で折り紙職人の募集をおこなっていると報じています。NASAによるとコンパクトに折りたたみ展開することが可能な放射線遮蔽装置の開発を行っているらしく、今後火星など地球軌道を離れ人類が長期間宇宙空間を行うにあたって必要になるそうです。そこでこの放射線遮蔽装置を『折り紙技術』を採用したものを搭載したいと考えており現在求人をおこなっているそうです。

Nasa needs you: space agency to crowdsource origami designs for shield | Science | The Guardian

宇宙で飛び交う人体に有害な宇宙放射線や太陽放射について公立大学インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者によると「人と電子機器の両方に非常に大きな損害を与える可能性がある」としており放射線により将来的にガンの原因となる以外も電子機器への影響も強いとしてます。

火星における放射線量

実際に宇宙空間ではどの程度被爆するのかについては火星探査機キュリオシティに搭載された放射線評価検出器「レディエーション・アセスメント・ディテクター(RAD)」を使用し地球~火星間の宇宙空間で測定したデータが存在しています。それによると、1日当たりの放射線量は平均1.8mSv(1時間あたり約75uSv/h)で、地球上で暮らす私達の環境を0.02~0.05uSv/hとすると1,000倍~3,000倍以上高い数値になります。

仮にキュリオシティと同じ環境下で有人火星探査を行なった場合、行き帰りに500日間かかったと想定したすると合計被曝線量は1Sv前後になると予想されており、NASAが定めている宇宙飛行士の被曝量を生涯で男性は800mSv(0.8Sv)、女性は600mSv(0.6Sv)を超えてはならないという基準を超えてしまうものになります。

加えて火星地表(2012年8月~2013年6月の期間)における空間線量は1日平均0.67mSvになるとしており単純換算として毎時28μSv、年間換算では244mSvとなり福島第一原発事故後日本が定めた帰還困難区域つまり年間積算放射線量が50mSvを超えるエリアをはるかに高い数値です。

そのため、宇宙空間で利用するというもの以外でも放射線を遮る装置は必須になると考えられ特に長期間の滞在ともなると軽くて薄くさらにスペースを取らないものを搭載する必要があると考えられます。




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