民間ロケット、ファイアフライ・スペース・システムズ倒産

アメリカ、カリフォルニア州に本社を置くファイアフライ・スペース・システムズについて2017年4月に倒産しました。同社はアルファロケットというエアロスパイクエンジンを搭載した初のロケットとなる予定でした。

2014年1月、スペースX出身のTom Markick博士ら3名により企業されたファイアフライ・スペース・システムズは民間小型打ち上げロケットを開発していた企業です。しかし、イギリスがEU脱退を決定した後に発生した2016年10月に大手投資家の支持を失ったことで全従業員がほぼ解雇状態になっていました。

同社は「ファイアフライ アルファ ロケット」(以下アルファロケット)を開発しており、2015年にはSpace Coastから衛星打ち上げの契約を受注。初打ち上げは2016年にも行なわれるとしていました。しかし、開発の遅れからか2016年に行なわれることはなく投資家からの出資も集まらず2016年末には事実上開発がストップしていました。

ファルファロケットは第一段階に12基のFRE-2エンジンを搭載した全長22mのロケットです。第一段階エンジンはエアロスパイクエンジンというエンジンノズルを設けていない効率の良い打ち上げ性能を有するもので運用されれば世界で初めて量産型エアロスパイクエンジンによる打ち上げになる予定でした。
ファルファロケットの性能としては国際宇宙ステーションが周回しているような低軌道に400kg、これをわずか9億円の費用で打ち上げを行うとしていました。

現在スペースXを筆頭に民間宇宙開発ベンチャーが乱立しており各社が独自のロケットを開発しています。現在のところ宇宙空間に物資を送りこむことができるのはスペースXのファルコン9ロケット、そしてアルファロケットのように数百kgの衛星を送り込むことができる小型ロケットは今年5月に初号機の打ち上げに成功したロケットラボの『エレクトロン』ロケットなど数社しかありません。

参考:世界初、民間宇宙基地から民間ロケットの打ち上げ成功 : ZAPZAP!




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。