月の水、地表の岩石に多く含まれていることが判明

大気らしい大気はほとんどなく真空に常に晒されている月。そこに水があるとは誰もが思っていなかったのですが、最近の研究では水があることが確認されつつあります。一方、最新の研究によると月には岩石に閉じ込められる形で大量の水が点在している可能性が示されているそうです。

今回、米ブラウン大学のラルフ・ミリケン氏とハワイ大学のシュアイ・リ氏は、アポロのサンプルを改めて精査し、また最新の衛星データを使って水を含む粒子の形跡が他の場所でも見つかるかどうかを検証した。その結果、これらの火山性堆積物はかなり広い範囲に分布していることが判明、論文が学術誌『Nature Geoscience』に発表された。これは月内部の物質に、従来考えられてきたよりも多くの水分が含まれていることを示している。

NATIONAL GEOGRAPHIC

現在、月に水(氷)があるというのは月の極、つまり北極と南極に位置するクレーターの内部で太陽の光が永遠と当たらない底にあると言われています。その為、次世代の宇宙開発としてこの極地の水を採取し月面基地を作るという案も進みつつあるのですが、最新研究では極以外でも水が含まれている地域があることを示しています。

記事によると、この研究はブラウン大学が行なったもので、かつて月で火山噴火が発生し月のマントルから吹き出した火山性堆積物(玄武岩)の中に含まれるガラス粒子に包まれる形で水が存在していることが分かったというもので。実は同じような原理で地球の岩石にも水が含まれていることが分かっており地球全体では地表にある液体、つまり海や川、湖など私達が接することができる液体の量を遥かに超える水が地下に眠っていると言われています。
参考:地球深部に存在する大量の水、証拠を発見 : ZAPZAP!

▼月地表におけるガラス粒子の分布の様子。赤や黄色が多いところを示している

NASAによると、月の岩石サンプルから地球の玄武岩に含まれる水分とほぼ同じ量が入っていることがも分かっておりこれまで推定された月の水の量は膨大な量になると考えられています。また、今回の研究結果について「ガラス粒子に関する今回の発見は、火山の噴火が起こった時点で、月の内部に極めて大量の水があったことを示しています」と評価しています。

水は動物や植物が生きていく以外にも例えばロケットを飛ばす燃料にも使用することができ極めて貴重な水が簡単に大量に採取できる技術が確率されれば今後の宇宙開発は大きく変わってくるものと考えられます。




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