中国で相次ぐ盗掘、背景には骨董ブーム?

歴史を読み解く上で墳墓やそこに眠る埋葬品は貴重な資料となるのですが、実は近年高まりつつある骨董ブームから中国では盗掘が相次ぐなど被害が多発していると報じられています。

中国の聯合新聞網によると国内で相次ぐ盗掘についてその背後には中国の文化遺跡の世界的な需要の急増があり、中には数千万ドルで取引されることもある歴史的な埋葬品がその手のプロやアマチュアの盗掘により被害が出ていると伝えています。

紐時:中國盜墓猖獗 「河南幾乎被挖空」 | 大陸傳真 | 兩岸 | 聯合新聞網

記事によると、その例の1つとして昨年10月陝西省で建設途中で墳墓が見つかる出来事があったといいます。この墳墓は地元でも大変有名になったのですが住人らが盗掘しようと夜間忍び込んだところ翌朝になり生き埋めになっている姿が見つかったというものです。住人らによると彼らは普段盗みを行うような人物ではなかったと口にしていたといいます。

2015年6月に『劉永福(りゅうえいふく)』という日清戦争で日本に抵抗した「民族英雄」として知られる人物の墓が何者かに盗掘されていたことが明らかになっています。しかし、発見が遅れ被害にあった時期や何が盗掘されたかも分からない状態になっていたと報じられていました。

中国当局によると2016年における盗掘被害案件として103件が報告されているとしています。ただ、この件数はあくまでも判明したものだけであり専門家によると「10の墳墓のうち8つが何らかの被害にあっている」と主張しているといいます。

盗掘被害が具体的にどの程度の規模になっているのかについて、Record Chinaによると2010年時点の段階で国内にいる盗掘者は10万人を超えているとしています。また逮捕され警察当局が押収された盗掘品が何故か元の場所に返却されない例があるとしています。実はその一部が警察官個人の所得物として売買されていたケースもあり博物館側は仕方なく盗掘品を購入したこともあったとのことです。

参考:中国の英雄が眠る墓、当局「いつ盗掘されたのか分からない」 : ZAPZAP!




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。