中国当局、国民に監視アプリをインストールするよう命令

国内メディアによると、中国の新疆ウイグル自治区の住人らに対し所持するスマートフォンに当局が開発した監視アプリをインストールするよう強要するという世界的に類を見ない行為が行われていると報じられています。

中国・新疆ウイグル自治区の北部に位置するイリ・カザフ自治州で、住民に対して所有するスマートフォンに「監視アプリ」のインストールを呼びかける通知が出されたことを、自由亜州電台(RFA)が報じています。

住民がインストールを求められたアプリは「Jinwang」と呼ばれるもの。目的は「テロリストや違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認すること」だとのことで、該当するファイルがあった場合は削除を命じられます。

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謎のアプリ『Jinwang』について記事によるとインストールすることで中国版Twitterこと『微博(Weibo)』の書き込みや閲覧記録、SIMカード情報(端末や契約者の電話番号など)、Wi-Fiのログイン情報などが当局のサーバーに送信されるとのことです。さらにインストールの拒否、Jinwangを端末から削除した場合は最大で10日間拘束されると警告しているといいます。

なぜ住人が監視アプリをインストールしなければならないよう通達が出されたのか。新疆ウイグル自治区は2009年には大規模な官民衝突が発生しており(所謂2009年ウイグル騒乱のこと)、この衝突では国営メディアによると死者数が192人、負傷者が1700人を数えるなどの被害が出ていました。
この騒乱やその後も発生した小規模の騒乱は地元民族ウイグル族と漢族の間や中国当局の厳しい規制で警察官や警察署が襲撃されるなどの事件も相次いでいます。

Jinwangはウイグル族に対してそのような騒乱や襲撃を避けるためインストールを求めているものだと考えられるのですが、住人の行動や主張を監視するという当局の行為については当然問題があります。




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