国際宇宙ステーションへ打ち上げられたスパコン

今月14日、スペースXのファルコン9ロケットを使用した国際宇宙ステーションへの補給ミッションで打ち上げられたのは一般的なPCの30~100倍ほどの処理能力のあるコンピューターです。いったい何故宇宙でスーパーコンピューターが必要となるのでしょうか。

アメリカ現地時間の8月14日12時31分に打ち上げが実施されるCRS-12ミッションは、SpaceXのドラゴン宇宙船を使って貨物の補給を実施する予定となっています。ドラゴン宇宙船は約2日後となる8月16日の午前7時ごろにISSへと到達し、NASAとESA(欧州宇宙機関)の宇宙飛行士がISSのアームを操作してドッキングすることになっています。

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このスパコンは一体なににつかわれるのか。普通に考えると地上に一度データを送信し解析するという方法がよいと思ってしまうのですが、実験や観測で得られたデータは数Gバイトという膨大な量になっておりこれを送信するには時間がかかり帯域を多く使用してしまうという理由から必要になったとしています。

記事によると、国際宇宙ステーションに到着したスパコンは私達のPCのように直ぐに運用開始可能なものではなく、電源を入れ2時間半の時間をかけ動作をチェック。さらに1年間は仮運用し問題がないか試験を続けるというものになっているそうです。

それならば手っ取り早く帯域を増やしたほうがいいのではないかと思ってしまうのですが、実は国際宇宙ステーションでも以外でもこのシステムの運用を考えているそうです。具体的には今後アメリカが実施する火星といった有人深宇宙探査では何十分もかけ地球にデータを送信するのではなく、現地で処理し結果を得るという方法がとられるとしています。

つまり、国際宇宙ステーションでの試験は将来の有人火星探査といったより困難で過酷なミッションで発生が予想される不測の事態を取り除くテストといった位置づけになるものと考えられます。




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