NASA、来年6月と8月に民間企業による宇宙飛行士の打ち上げ実施

国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士打ち上げについて、アメリカ航空宇宙局(NASA)はスペースX及びボーイングが開発した宇宙船を使用し来年6月に有人試験を行うと発表しています。写真はボーイングが開発している有人宇宙船のCG

当初の計画から遅れ、2018年以降に開始が予定されているスペースXとボーイングによる商業乗員輸送プログラム(CCP)。民間企業が開発した宇宙船でISSへと宇宙飛行士を輸送する夢のある計画ですが、NASAは現時点での最新スケジュールを公開しました。

2017年7月20日に公開された資料によると、まずスペースXの宇宙船「ドラゴン2(有人版ドラゴン)」は無人打ち上げを2018年2月に、そして有人打ち上げを2018年6月に予定しています。一方、ボーイングの宇宙船「CST-100 スターライナー」は無人打ち上げを2018年6月に、有人打ち上げを2018年8月に行うそうです。

sorae.jp

2011年7月にスペースシャトルが引退しかれこれ6年。この間、アメリカは宇宙に人を送り込む手段を失い今現在もその能力はありません。そのため、アメリカやその他の国の宇宙飛行士はロシアのソユーズロケットに乗り込み国際宇宙ステーションへ向かっているのですが、1人あたり80億円を超える額を支払っているとも言われています。

アメリカではスペースシャトル引退に合わせオリオン宇宙船を運用する計画だったものの、計画の変更や遅れが続き現在も有人打ち上げは実施されていません。一方、NASAは商業乗員輸送プログラム(CCP)として国際宇宙ステーションなど地球低軌道への宇宙飛行士打ち上げを民間企業に任せるとして結果的にスペースXとボーイングの2社が行うことになりました。

今回発表された計画によると、民間企業による有人打ち上げはスペースXが先行する形で計画され2018年2月に無人の有人宇宙船ドラゴンV2を打ち上げ結果次第で6月に宇宙飛行士を載せ国際宇宙ステーションへ向かいます。そしてボーイングのCST-100 スターライナーは同年6月に無人打ち上げを行い、その結果次第で8月に宇宙飛行士を載せ国際宇宙ステーションを目指す予定です。

▼スペースX ドラゴンV2

▼ボーイング CST-100 スターライナー

ただ、今後の開発次第で有人打ち上げが前後する形になる恐れもあり、場合によってはボーイングが先になったり有人打ち上げが年末に変更される可能性があります。現在4人のベテラン宇宙飛行し訓練を続けておりどちらの宇宙船でも国際宇宙ステーションを目指せるよう教育を受けています。




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